セルフメディケーションについて
セルフメディケーションについて
セルフメディケーションとは、WHO(世界保健機関)の定義により「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」とされています。高齢化社会や生活習慣病の増加などの社会的背景がある中で、病気の予防や健康づくりの取り組みとしてこのセルフメディケーションが現在注目されています。
例えばドラッグストアや薬局などでOTC医薬品を購入して、自分自身の健康維持や病気の予防・治療にあたることもセルフメディケーションの一つです。OTC医薬品を上手に活用して、日頃から健康管理の意識を高めていきましょう!

セルフメディケーション税制とは
皆さんは『セルフメディケーション税制』をご存知でしょうか?
セルフメディケーション税制は医療費控除制度の特例で、特定の成分を含有するOTC医薬品(スイッチOTC医薬品)を購入した際に所得控除を受けられるようにしたものです。
セルフメディケーション税制の対象となるのは以下の要件を満たす方です。
①申告者の世帯で、1月から12月までの1年間にスイッチOTC医薬品の購入金額が1万2,000円を超えている
②申告者が下記のいずれかの健康の維持増進および疾病の予防の取り組みを行っている
特定健康診査(メタボ健診)、予防接種、定期健康診断(事業主健診)、健康診査、がん検診
③医療費控除の適用を受けていない
この③にもある通り、従来の医療費控除制度とセルフメディケーション税制を同時に利用す
ることはできないので、どちらを適用するかは申告者ご自身で選択することになります。

セルフメディケーション税制の対象医薬品
セルフメディケーション税制の対象となるOTC医薬品は、厚生労働省のWebサイト(セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について (mhlw.go.jp))に掲載されています。店頭での見分け方として、対象製品の多くのものにはパッケージに下記のような共通識別マークが記載されています。また対象商品を購入した際はレシートの品名に「★マーク」が表記されます。
ただし共通識別マークは任意表示で、対象製品であっても一部表示がない製品もありますので、厚生労働省ホームページの対象製品リストを併せてご確認ください。

≪参考≫
・日本一般用医薬品連合会HP「知ってトクする!セルフメディケーション税制」 https://www.jfsmi.jp/lp/tax/declare/
・国税庁HP「No.1129 特定一般用医薬品等購入費を支払ったとき(医療費控除の特例)【セルフメディケーション税制】 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1129.htm
